高度なデータベース マッピング

データベースのマッピング ならびに統合機能を補完するため データベース クエリ タブが MapForce には含まれており、データベースへの問い合わせを直接行うことができます。データベース クエリ タブを使ってデータベースへ接続すると、ブラウザーペインに階層構造でそのテーブルが表示されます。
MapForce データベースクエリ
SQL タブでは既存の SQL ファイルを開くか、ドラッグ アンド ドロップや自動補完機能を使用しながら SQL ステートメントを作成することで、SQL や SQL/XML ステートメントの表示、編集、実行を行うことができます。
SQL スクリプトを実行し、その結果をテーブル形式により表示、更に取得したデータと SQL スクリプトの両方を、別々のファイルに保存することができます。

データベース キーの設定

MapForce データベース キー設定により、主キーや外部キー値をどのようにデータマッピングのターゲットであるデータベースに追加するのかカスタマイズすることができます。MapForce から値を指定することもできますし、データベース システムが持つデフォルト値を使用することもできます。
主キーや外部キーリレーションシップがデータベース テーブル内で明示的に定義されていないような状況の場合、MapForce を使って、ソース データに影響を与えること無くこれらのリレーションシップを定義することができます。

データベース テーブル アクションの定義

データベースへのマッピングを行う場合、データベース テーブル アクションを選択することで、データベースへデータの書き込みがどのように行われるかを制御することができます。この機能により、高度なデータ管理タスクの自動化を柔軟に行うことが可能になります。
直感的なデータベース テーブル アクションダイアログボックスにより、選択されたテーブル内にあるカラムを選択し、データベースにて実行されるアクション (INSERT、UPDATE、DELETE) を定義することができます。
この機能により XML、データベース、 EDI、 XBRL、フラットファイル、Excel、JSON、JSON5、Web サービスやその他のデータベースデータに応じたデータベース行の操作性にて、今までに類を見ないほどの柔軟性が実現しました。

SQL ストアド プロシージャのサポート

MapForce ではストアド プロシージャを 入力コンポーネント (得られる結果を使用) または出力コンポーネント (データベース内へのデータ挿入や更新) として使用することができるほか、関数呼び出しとしてストアド プロシージャを挿入することで、入力データを受け取り、ストアド プロシージャを実行した後で出力データをその他のコンポーネントへマッピングすることができます。
SQL Server 内のストアド プロシージャで XML ファイルを作成するマッピングがこのスクリーンショットで表示されています。ストアド プロシージャを使用することで、入力パラメーター により指定された従業員 ID (EmployeeID) に対応した管理者のデータがテーブルにて返されます。この例で使用されている従業員 ID は 67 という定数ですが、
パラメーターは計算された値やデータベースから取得されたデータ要素の値といった、別の形式でも与えることができます。
MapForce ではコンテキスト メニューからストアド プロシージャを実行したり、マッピングに使用するデータ構造を取得することができます。マッピングを実行することで XML 出力が得られます。
MapForce Stored Procedure

データベース フィールド内にある XML のマッピング

XML マッピング機能に に加え、 MapForce を使うことでリレーショナル データベース フィールドに保管されている XML データへ接続することもできます (現在のところ SQL Server と IBM DB2 のみでサポート)。必要な操作はデータベースに登録された XML スキーマかローカルのファイル システムにある XML スキーマをフィールドに割り当てるだけで、データベース フィールドのサブツリーとしてスキーマが表示されます。

データベース入力コンポーネントの並び替え

SQL クエリはデータベース内部で処理されるため、複雑なデータ マッピングタスクには必ずしも十分とは言えません。MapForce では SQL-WHERE/ORDER コンポーネントにより、入力データベースに対して更なる処理が必要な場合や、マッピング内にあるその他のデータや条件がデータ行の並び替えに影響を与える場合に、データの並び替えを行うことができます。

データベーステーブルアクション内で NULL 値をサポート

データベーステーブルアクションダイアログは NULL 値の比較をサポートします。NULL を考慮した比較の機能は、 null 値を含むデータベースをより良く処理する方法を提供します。MapForce ユーザーは、マッピングに含まれるデータベースの型に適用することのできるデータ比較を NULL の値を考慮しつつデータベースマッピングを構成することができます。
右に示されるマッピングは、ターゲットテーブルを重複するエントリを挿入すること無しに更新することが目的です。両方のテーブルは、電子メールフィールドに NULL の値を許可しており、 NULL 電子メールフィールドを持つ一致する名前エントリはが各テーブルに存在することができます。
ターゲットのデータベーステーブルの横のアクションアイコンをクリックすると、データベースアクションダイアログが開かれます。データベースのルールでは、等価として扱われない場合でも、電子メールフィールドの横の NULL 等価チェックボックスにより、MapForce はソースとターゲット内の NULL 値をデータマッピングの目的のために等価として扱うことができます。
Null-aware data mapping in MapForce

商用 ETL

ETL (Extract/Transform/Load) ツールでは外部のソースからデータを抽出し、一般的なデータ形式に変換を行ったあと、ターゲットとなるリポジトリへデータをロードするメカニズムが提供されます。
広く普及しているエンタープライズ データ フォーマット (XML、データベース、フラット ファイル、EDI など) へのサポートすることで、 MapForce は ETL マッピングに対して非常に効果的で軽量、スケーラブルなツールとなります。MapForce は直感的なビジュアルユーザー インターフェイスを搭載しており、サポートされているすべてのマップ構造を簡単にロードし、ドラッグ アンド ドロップ機能によりノードを接続、データ処理関数やフィルターを追加したり、ビジュアルな関数ビルダーにより、より複雑な ETL プロジェクトに対応することができます。
MapForce ETL
ビジュアルなインターフェイスに加えて、MapForce は柔軟な Java や COM ベースの API からもアクセスすることができ、ETL 実装における統合された自動化レイヤーを提供します。

ETL データ処理

MapForce ではドラッグ アンド ドロップ機能により簡単に ETL データ構造を関連付けることができます。
内蔵の関数ライブラリから高度なデータ処理フィルターならびに関数を追加することができるほか、視覚的な関数ビルダーにより複数のインラインまたは再帰的なオペレーションと更に複雑な ETL やデータ統合プロジェクトを組み合わせることができるほか、関数を保存することで他のマッピング プロジェクトにて使用することもできます。
MapForce は複数の入出力スキーマや複数のソース/ターゲットファイル、そして多段データ変換などを含む高度な ETL 作業もサポートします。

ファイルから/への直接入力/出力 (データ ストリーム)

データストリーミングのサポートにより、任意の XML、CSV、FLF ファイルやリレーショナル データベース から得られる入力ストリームと、巨大な XML、CSV、FLF ファイルやデータベースへの入力を行う出力ストリームによる ETL プロジェクトの大幅なパフォーマンス向上が図られます。
内蔵の機能により、巨大なデータセットや ETL プロジェクトを簡単に処理することができるようになり、ローカルマシンやネットワーク上にあるディスク容量だけが、処理を行うにあたり唯一の制約となります。
この機能を有効にするには、MapForce デザイン ペイン内のツールバーから内蔵アイコンをクリックします。
バルクデータベースの挿入と直接のデータストリームへのサポートが搭載されている MapForce Server は ETL データマッピングの実行に理想的です。

データマッピング Web サービス

MapForce は、マッピング内からの SOAP と REST Web サービスへの呼び出しをサポートします。Web サービスの呼び出しをマッピングに挿入して、入力パラメーターとユーザー名およびパスワードを他の認証のために提供することができます。Web サービスに出力コンポーネントを接続し、結果を他のコンポーネントにパス、またはファイルに書き込むことができます。
MapForce は、メッセージ内でカスタムリクエストまたはレスポンス構造を実行するジェネリックな HTTP Web サービスもサポートします。MapForce は、リクエストまたはレスポンス内の JSON または XML データをサポートし、XML または JSON 構造をを必要とする、または返す HTTP Web サービスの呼び出しを許可します。
MapForce Web サービス
Manual definition of settings in the Web サービス呼び出しの定義ダイアログ内の設定を手動で定義することにより、開発者はテンプレート URL をベースにした設定を使用することができます。ブラウザーから URL をコピーしてテンプレートにすることができるため、開発者が Web ブラウザーウィンドウ内で Web サービス 呼び出しをテストし設定し直す場合にとても役に立ちます。

Web サービスセキュリティへのサポート

MapForce は HTTPS を介したクライアント認証とサービスの呼び出し WS-Security (Web Services Security)標準をベースにした認証をサポートします。安全なコミュニケーションを確立するために必要なパラメーターは出たマッピングの一部として定義され、実行は自動化されます。

視覚的に Web サービスを構築する

Altova MapForce は既存の WSDL 1.1/2.0 ファイルや XML、データベース、EDI、XBRL、フラットファイル、 Excel および/または JSON データソースをベースにした Web サービスを構築する際にその能力が発揮されます。
WSDL (Web Services Description Language) は XML をベースにしたメッセージのやり取りを行う Web サービスの位置や記述を行うための言語です。MapForce では WSDL 1.1 や 2.0 をベースにした WSDL マッピングを、ドラッグ アンド ドロップ機能などとともにサポートします。WSDL は SOAP と同調して動き、WSDL が Web サービスが提供する機能を定義しているのに対して、SOAP は WSDL のリストにある関数をクライアント アプリケーションが呼び出すときに使用されるトランスポート・プロトコルです。WSDL ファイルは複数のトランザクションから構成され、各トランザクションには SOAP リクエストスキーマや SOAP レスポンススキーマが含まれています。
WSDL により記述される Web サービスの実装のためには各トランザクションで必要となるデータにアクセスするコードを書く作業が必要になります。MapForce は視覚的にデータソースやオペレーションに接続し、サーバ上に実装されるサービスに必要な Java または C# プログラム コードを自動生成することで、このプロセスを自動化します。

XBRL データ マッピング

Extensible Business Reporting Language (XBRL) はビジネスならびに会計データの電子取引で使用される XML ベースのマークアップ言語です。
MapForce では XBRL タクソノミだけでなく、ソースとターゲット間における任意のマッピングがサポートされ、バックエンドの会計データを構造上ならびに意味所のう整合性を破壊すること無く正式な書式に従ったかたちに変換し、会計報告や財務分析に役立てることができます。
MapForce の XBRL マッピング
マッピング実行ファイルと Java、C#、また C++ によるコード生成のためのサポートにより、グラフィカルなマッピング デザインをベースにした会計データ変換の自動化を行うことが可能になります。この機能により妥当な XBRL レポートが財務システムフィールドに保管された数値をベースに作成することができるようになり、公の場における財務データの提出を繰り返し、簡単に行うことができるようになります。

XBRL マッピングの開発

タクソノミ構造を MapForce デザイン ペインへ挿入することで、既存のタクソノミをベースにした XBRL マッピングを開発することができます。MapForce ではファイル構造が視覚的に表示され、タクソノミの概念、ハイパーキューブ、概要要素、期間、識別子といったものが直感的なアイコンで表示されます。
XBRL コンポーネントでは、関連付けられたリンクベースから得られた情報をもとに構造やセマンティックな情報が決定され、必要に応じて簡単に変更、展開、または、縮退することのできる階層構造にて表示されます。

XBRL データのフィルタリングと処理

MapForce では Boolean 条件をベースにした高度な処理関数やフィルタリングによるデータの処理を行うことができるほか、ソースからターゲットフォーマットへの変換に必要なデータ処理を行うことができます。
例えば、実質的にはフラットな構造をしている XBRL データに対してグループ関数を適用することで、ソース データをグループとして扱い、それらグループを処理することで、階層構造を持ったデータの変換を行うことができます。この操作は MapForce 関数ライブラリ内にあるグループ化関数により行うことができます。

任意の型および複数のデータマッピングとチェーンデータマッピング

MapForce は複雑なデータ統合ならびに変換プロジェクトに対応した、極めて柔軟性に富んだデータ マッピングツールです。データ マッピングの入力ならびに出力には XML、データベース、フラットファイ、EDI、Excel、XBRL、Web サービスやそれらの組み合わせを使用することができます。データ マッピングには 1 つの入力と 1 つの出力、1 つの入力に複数の出力、複数のソースから 1 つ出力、または複数のソースから複数の出力といった組み合わせが考えられ、それぞれ異なるデータ フォーマットを使用することもできます。
MapForce チェーンマッピング
MapForce を使えば複数のファイルやデータベースからデータを統合したり、あるソースのデータを複数に分割したりといった作業を行うことができます。複数ファイルはワイルドカード文字 (例: ? や *) やファイル名、データベース テーブル、自動連番などにより指定することができます。これは様々なデータ統合シナリオにおいて非常に便利な機能となります。例えば、ファイルの集合からデータの統合を行う必要が生じるかも知れませんし、巨大なデータベースに記録されたデータをテーブルごとに個別の XML ファイルとして生成する必要に迫られるかも知れません。
MapForce ではファイル名をデータ統合プロジェクト内のパラメーターとして使用することができます。この機能により、ファイル名がランタイムにて定義されるような動的なマッピングを作成することができます。

連鎖したデータ マッピング

連鎖した変換によりあるマッピングの出力が別のマッピングの入力となるような複雑なマッピングが作成することができます。このパワフルな機能により、MapForce の自動変換能力が更に拡張されます。連鎖した変換の各コンポーネントは相互接続された変換シーケンスのモジュールとして認識され、変換を素早く作成することができるようになります。
任意の数のマッピングコンポーネントを、最終的なターゲットコンポーネントへ接続することで、連鎖した変換を作成することができます。中間コンポーネントや最終的なマッピングの結果に対してプレビューを表示したり、コード生成機能を使用することができます。

出力プレビュー

データ マッピングにより複数のファイルが動的に生成されると、各ファイルが番号付きのペインとともに出力プレビューウィンドウにて表示されます。メニューオプションを使用することで、すべての出力ファイルを一度に保存することもできます。
複数の出力コンポーネントが含まれる連鎖したマッピングでは、コンポーネント上にあるアイコンにてプレビューウィンドウに表示される出力を選択することができます。

データ マッピング ドキュメンテーション

XML、データベース、フラット ファイル、EDI、Excel、XBRL、または Web サービス間で複雑なデータのマッピングを行なおうとする場合、技術的なバックグラウンドを持たない専門家も参加する開発チームにおいて MapForce が使われることもよくあります。MapForce にはデータ マッピングの詳細なドキュメント生成機能が搭載されており、デザイナーやデータ統合の専門家、他部門、顧客などによるマッピング精度の確認を行うことができます。
MapForce によるドキュメントの生成
生成されたドキュメントには、すべてのマッピング入力と出力の概要が、接続や適用された関数、フィルターと共に記されます。
この機能は各データ統合や変換プロジェクトに対して個別に設定することができ、マッピングで使用されている形式などの殆どの部分は、品質管理チームやその分野の専門家、または出資者に対して不必要なもので、生成の対象から除外することができます。
データ マッピングドキュメンテーションを更に向上するために、MapForce では接続プロパティダイアログから、任意のマッピング接続に対して注釈を加えることができます。
注釈フィールドにて入力されたテキストはマッピング デザインにて表示され、これまで行われた操作の記録や、プロジェクト チーム内にいる他のメンバーに対する説明のために使用することができます。

StyleVision との統合

StyleVision との統合により、テンプレートデザインを割り当てることで、 MapForce にて、XML や XBRL データ マッピング プロジェクトの出力を HTML、RTF、PDF、そして Word にて閲覧することができるようになります。MapForce のデータ マッピング機能と StyleVision の洗練されたレンダリング エンジンを組み合わせることで、報告書を自動的に生成することが可能になります。
MapForce StyleVision 統合
スタイルシートがデータ マッピングへ割り当てられている状態で、出力プレビュー ウィンドウにある目的のフォーマット タブ (HTML、RTF、PDF、または Word 2007+) をクリックすることで、マッピング結果を確認することができます 。(StyleVision がコンピューターにインストールされている必要があります。)

データ変換ソースコード

データ統合タスクの自動化に関する更なるカスタム化を必要とする場合、 MapForce は、複雑な再帰的データマッピングのためにプログラムコードを生成することにより、データ統合と繰り返されるビジネスプロセスを自動化します。
XML スキーマ定義、データベース、フラット ファイル、EDI 構成ファイル、Excel ワークブック、そして XBRL タクソノミから Java、C++、または C# クラスファイルの生成を行うことができます。
MapForce コード生成
この機能を使うことで、マッピングオペレーションを行うために必要なすべての機能が備わったアプリケーションが生成されます。生成時に直接アプリケーションを走らせることも、生成されたコードをご利用のアプリケーションに加えることもできますし、または生成コードの拡張を行うこともできます。
生成されたコードを直接編集することで、XML データ ストリームとして独自のソースやターゲットファイルを定義することができるほか、新たなエラー処理コードを付け加えることもできます。
MapForce ソース コード生成の機能:
  • データ マッピングからロイヤリティー フリーの Java、C++、C# ソース コードを生成
  • マッピングを含むデータ変換機能をソース コードにより実装
  • 内蔵の MapForce エンジンによりソース コードの実行結果をプレビュー
  • 使用されているデータ マッピングを修正することで、コードを手軽に更新
ロイヤリティー フリーのコードを様々なプログラミング言語にて生成することにより、データ統合オペレーションがコンパイル可能なソース コードとして実装され、ミッションクリティカルなデータ マッピングならびに変換プロジェクトにて多大なパフォーマンス向上が図られることになります。

コード生成のカスタム化

生成された出力コードは、シンプルかつパワフルなテンプレート言語にて完全にカスタマイズすることができます。
使用されている解析ならびに検証エンジンを置き換えるだけではなく、独自のコーディング規約に合わせたコードのカスタマイズ、または Microsoft Foundation Classes (MFC) や Standard Template Library (STL) といったベースライブラリを使用することができます。入力ならびに出力に対してデータ ストリームを使用するようにコードを設定することもできます。