XML スキーマには XML ドキュメントの構造が記述されます。XML ドキュメントがスキーマ内で指定された要件に合致するかを検証するために XML スキーマは使用されます。合致する場合、その XML ドキュメントは妥当であると言われ、そうでない場合は不正であると言われます。XML スキーマを使って XML ドキュメントで許される構造とコンテンツをデザインすることができ、XML ドキュメントが妥当かどうか検証することができます。
XML スキーマドキュメントの構造と構文は複雑で、それ自体が XML ドキュメントになっています。XML スキーマそのものも XML 仕様に従った妥当なものでなければなりません。XMLSpy では、スキーマビューで使えるドラッグアンドドロップにより、妥当な XML スキーマを簡単に作成することができます。作成された XML スキーマドキュメントはテキストビューやグリッドビューでも編集可能ですが、スキーマビューを使ったほうが作成や編集をより簡単に行うことができます。
このセクションでは、スキーマビューを使っての XML スキーマの編集方法を学習します。特に、以下のことがらについて学習します:
•スキーマファイルを新たに作成する
•スキーマの名前空間を定義する
•基本的なコンテンツモデルを定義する
•コンテキストメニューとドラッグアンドドロップを使ってコンテンツモデルに要素を追加する
•コンテンツモデルビューを設定する
基本的なスキーマが完成したら、%XMLSPY%> による XML スキーマのさらに高度な機能について次のセクションで学習します。その次には %XMLSPY%> のスキーマナビゲーションとドキュメンテーションに関するセクションが続きます。
このセクションではスキーマビューだけを使用します。以下のコマンドが使われます:
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ダイアグラム表示(またはコンテンツモデルビュー表示)。このアイコンはスキーマ概要にある全てのグローバルコンポーネントの左側に配置されています。このアイコンをクリックすることで、対応するグローバルコンポーネントのコンテンツモデルを表示します。 |