JSON(ジェイソン、JavaScript Object Notation) は、軽量のデータストレージと JavaScript 構文を使用する交換形式です。また、 XML のように人間が判読できる、テキストのみの書式です。JSON テキストは、すべてプログラミング言語で読み込まれ、使用されることができるので、 広範囲におよび、特にウェブ上で、データ交換書式として使用されるようになりました。
IDE 機能の一部として、 XMLSpy は、JSON データ(インスタンスドキュメント)の編集および検証をサポートし、構文的にも、文法的にも正確な JSON スキーマドキュメントの作成をサポートします。
ECMAScript 5 拡張を追加する JSON の拡張が JSON5 です(詳細に関しては json5.org を参照してください)。 JSON5 は、JavaScript の厳密なサブセットあり、新規の JSON データ型を追加せず、全ての既存の JSON コンテンツと作業することができます。
JSON インスタンスドキュメントのために使用することのできる、すべての XMLSpy 機能は、 JSON5 インスタンスドキュメントに対して使用することができます。しかしながら、JSON5 と JSON の間には以下の主要な違い、および、これら2種類のフォーマットを XMLSpy が扱う方法の違いが存在します:
•JSON5 は JSON の公式な継承ではありません。このため、自身のファイル拡張子を使用しています: json5。
•デフォルトでは、 XMLSpy は、 .json ファイル拡張子を JSON インスタンス ドキュメントとして認識します。.json5 ファイル拡張子を持つインスタンスドキュメントを JSON5 インスタンス ドキュメントとして認識します。
•JSON5 インスタンスドキュメントはJSON スキーマに対して検証することができます。
このドキュメント内では、 JSON インスタンスという用語は、 指定されない限り、 JSON と JSON5 インスタンス ドキュメントを指します。 次を参照してください: JSON5 と JSON 間の違い。
JSON インスタンスと JSON スキーマ—の両方のドキュメントの型は、 JSON フォーマットで書かれており、有効性のために整形式の JSON ルールに準拠しなければなりません。(インスタンスとスキーマ) の両方のドキュメントは、通常、 .json ファイル拡張子を持っています。JSON インスタンスは、テキストビュー と グリッドビューで編集することができ、JSON スキーマドキュメントをこれら2つのビュー、および、視覚的なスキーマビューである JSON スキーマビューで、編集することができます。
XMLSpy は、JSON インスタンス と JSON スキーマドキュメントとの作業のために以下をサポートしています:
•テキストビュー には、構文の色分け、構文のチェック、 JSON スキーマの関連性がある場合のインスタンスドキュメント内の自動補完、余白の折り返し、構造マーキングなどの機能を使用して、有効な JSON インスタンスと JSON スキーマドキュメントの編集を素早く行うことができます。 テキストビュー には、インスタンスおよびスキーマドキュメントの検証が搭載されています。
•グリッドビューには、ドキュメント構造を更にビュジュアル化するテーブルグリッド構造が搭載されています。グリッドビューで直接編集することができます。 切り替え可能な テキストビュー および グリッドビュー は、編集に関するニーズに応えます。 グリッドビュー には、インスタンス および スキーマドキュメントの検証が搭載されています。
•テキストビュー および グリッドビュー 内の JSON インスタンス ドキュメント検証。 情報ウィンドウ 内で割り当てられた JSON スキーマ に対して検証は実行されます。
•JSON スキーマビュー は、 JSON スキーマをグラフィカルなレイアウトで表示します。 これにより、 JSON スキーマを素早く作成するためのドラッグアンドドロップ 機能を(テキスト入力に加え)使用することができます。ビュー内の入力ヘルパーは、編集入力を与えます。更に、スキーマの有効性が継続的にチェックされ、エラーが発生するとフラッグされます。
•「オプション | ファイルの型」 タブ内で、JSON/JSON5 インスタンスドキュメントを開くためのデフォルトのビュー(テキストビュー または グリッドビュー)を設定することができます。既存のJSON/JSON5 ドキュメントは、選択されたデフォルトのビューで開かれます。 テキストビュー と グリッドビュー をいつでも切り替えることができます。
•新しい JSON または JSON5 インスタンスドキュメントを作成するためには、「ファイル | 新規作成」 をクリックして、json: JavaScript Object Notation または json5: JSON with ECMAScript 5 extensions. をそれぞれ選択します。任意で、新しいインスタンスファイルのための JSON スキーマファイルを選択するように問われます。スキーマを割り当てるには、割り当ては情報ウィンドウ内で入力されます。 「オプション | ファイルの型」 タブ内の設定に従い、新規 インスタンスドキュメントは、テキストビュー または グリッドビューで開かれます。
•既存の JSON スキーマ ドキュメントを JSON スキーマビューで開きます。 テキストビュー または グリッドビュー にいつでも切り替えることができます。
•新規 JSON スキーマ ドキュメントを作成するには、「ファイル | 新規作成」 をクリックして、 json: JSON スキーマ を選択します。ドキュメントの最初に $schema キーワードを持つ、新規 JSON スキーマ ドキュメントが JSON スキーマビューで開かれます。テキストビュー または グリッドビュー にいつでも切り替えることができます。
これら全てのビュー (テキストビュー グリッドビュー および JSON スキーマ) に関しては、このセクションのサブセクションで説明されています。
このセクションは以下のトピックに整理されています:
•JSON データについて は、 JSON ドキュメントの基本的情報について説明しています。
•JSON スキーマについて は、 JSON スキーマ についてまたその作動について説明しています。
•JSON ラインと JSON コメント ではXMLSpy によりサポートされる2つの JSON 追加仕様についての情報が提供されています。
•テキストビュー内の JSON ドキュメント は、テキストビューの JSON に関連した機能と作業する方法について説明しています。
•グリッドビュー内の JSON ドキュメント は、グリッドビュー内の JSON ドキュメントの編集方法について説明しています。
•JSON スキーマビュー は、ビューの JSON スキーマ編集機能および JSON プロジェクトを作成する際での使用方法について説明しています。
•JSON データ/ドキュメントの検証 は、JSON ドキュメント への JSON スキーマ の割り当てとJSON ドキュメントの検証について説明しています。
•JSON フラグメントの挿入 は JSON テキストフラグメントを JSON ドキュメントに外部ソースから素早く挿入する方法について説明しています。
•XSLT/XQuery を使用した JSON 変換 は XPath/XQuery 3.1 を使用してどのように JSON ドキュメントをクエリするかについて説明しています。
•JSON のための XQuery 式 は JSON ドキュメントを持つ XQuery の使用方法について大まかに説明しています。
•JSON インスタンスからの JSON スキーマ の生成 は、インスタンスからのスキーマの生成機能について説明しています。
•JSON スキーマからの JSON インスタンスの生成 はスキーマからインスタンスの説明方法について説明しています。
•JSON と XML 間の変換 はXMLSpy 内の JSON と XML 間の変換方法について説明しています。