
XML ファイル内の DOCTYPE 宣言には、DTD 宣言を含んでいる外部リソースに対する参照を含めることができます。このリソースには PUBLIC または SYSTEM 識別子により参照することができます。以下にその例を示します:
<!DOCTYPE doc_element_name PUBLIC "publicID" "systemID">
<!DOCTYPE doc_element_name SYSTEM "systemID">
SYSTEM 識別子は外部リソースを識別する URI です。PUBLIC 識別子は場所に依存するものではなく、外部リソースの場所を相互参照するために使用することができます。例えば、 XMLSpy がインストールされると、広く使用されている DTD や XML スキーマが、catalog.xml という名前のファイル内に記述され、その実体が C:\Program Files\Altova\Common2021\Schemas\フォルダー以下に収められることになります。XML ドキュメント内の PUBLIC 識別子は、これらのファイル内に記述されている DTD の相互参照に使用することができます。
グリッドビューにて XML ファイル内の DOCTYPE アイテムの「子」アイテムが選択されていると、「XML | 挿入 | ExternalID」コマンドが有効になります。このコマンドにより、外部識別子(PUBLIC または SYSTEM)のグリッドビュー行が挿入されます。識別子の種類とその値を入力してください。

上に示されるスクリーンショットのグリッドビューに対応したテキストビューは、以下のようになります:
<!DOCTYPE OrgChart SYSTEM "orgchart.dtd" [
<!ELEMENT name (#PCDATA)>
]>
メモ:External-ID の行は、選択されている DOCTYPE アイテムの子として追加したり、DOCTYPE アイテムの子アイテム(例:上の例における name という ELEMENT 宣言)が選択されているときに挿入や追加することができます。