XSL/XQuery メニューやツールバーアイコンからデバッグコマンドへアクセスすることができます。デバッガーアイコンは、デバッグセッションが開始されたときに、ツールバーに自動的に表示されます。以下にデバッガーアイコンを示します。

XSLT/XQuery ドキュメントの処理を開始、または最後まで継続します。ブレークポイントがセットされている場合、そこで処理が停止します。デバッグセッションが開始されていない場合、このボタンによりデバッグセッションが開始され、最初に処理されるノードで停止します。セッションが動作中の場合、XSLT/XQuery ドキュメントはドキュメントの最後または次のブレークポイントまで処理されます。トレースポイントがセットされている場合、(処理命令がそこにたどり着いたときに)各トレースポイントにある命令の値がトレースウィンドウに表示されます。

デバッガーインターフェースにて現在アクティブなドキュメントのウィンドウを最大化します。

XSLT または XQuery ドキュメントウィンドウを表示し、XML ドキュメントを隠します。

XML、XSLT/XQuery、そして出力ドキュメントを表示します。これは XML ドキュメントがデバッグセッションに割り当てられた時の標準のビューです。

デバッガーを停止します。デバッグセッションの停止とは異なることに注意してください。デバッグを行っている最中にドキュメントの編集を行ったり、同じデバッグセッションにて別のファイルを使用するときに便利な機能になります。デバッガーを停止させた後は、XSLT/XQuery ドキュメントの最初からデバッガーを再度開始させることができます。
スタイルシートにある全てのノードや XPath 条件式の内部を処理します。このコマンドはデバッガーを再度開始するためにも使用することができます。

現在のノードから同じレベルの次のノードへ移るか、1つ上のレベルにある次のノードに移ります。このコマンドはデバッガーを再度開始するためにも使用することができます。

現在のノードから、次の兄弟ノードに移動するか、1つ上のレベルにある次のノードに移ります。

XSLT/XQuery ドキュメントにある現在の実行ノードを表示、選択し、XML ドキュメント内の対応するノードをハイライトします。他のタブを選択し、XSLT スタイルシートまたは XML ファイルのコードを選択した後、以前作業していた場所を特定するのに便利な機能です。

出力ウィンドウに表示されている内容を破棄し、現在選択されているファイルでデバッグセッションを再度開始します。

現在のカーソル位置でブレークポイントを挿入、または削除します。インラインブレークポイントは XSLT/XQuery と XML の両方のノードに対して定義することができ、処理がどこで停止するかを決定することができます。赤色の点線がブレークポイントをセットしたノードの上に表示されます。終了ノードにブレークポイントをセットすることはできず、XSLT ドキュメントの属性に対するブレークポイントは無視されます。このコマンドは右クリックして表示されるコンテキストメニューからも利用することができます。

現在のカーソル位置でトレースポイントを挿入、または削除します。インライントレースポイントは XSLT ドキュメントのノードに対して定義することができます。デバッグ中にトレースポイントがセットされたステートメントにたどり着くと、そのステートメントの結果がトレースウィンドウに出力されます。青色の点線がトレースポイントをセットしたノードの上に表示されます。終了ノードにトレースポイントをセットすることはできません。このコマンドは右クリックして表示されるコンテキストメニューからも利用することができます。

このコマンド(ツールバーアイコンにはありません)により、既に定義されたブレークポイントを有効/無効化することができます。ブレークポイントが無効化されると、赤色のブレークポイントが灰色で表示されます。デバッガーは無効化されたブレークポイントでは停止しません。ノード名までカーソルを移動させ、ブレークポイントの有効/無効化コマンドをクリックして、ブレークポイントを有効/無効化することができます。このコマンドはブレークポイントのある位置で右クリックすることでも使用可能です。

このコマンド(ツールバーアイコンにはありません)により、既に定義されたトレースポイントを有効/無効化することができます。トレースポイントが無効化されると、青色のトレースポイントが灰色で表示されます。無効化されたトレースポイントにおいて出力は行われません。ノード名までカーソルを移動させ、トレースポイントの有効/無効化コマンドをクリックして、トレースポイントを有効/無効化することができます。このコマンドはトレースポイントのある位置で右クリックすることでも使用可能です。

デバッグセッションを終了し、デバッグセッションを開始する直前の、通常の XMLSpy ビューに戻ります。デバッグセッションで開かれた出力ドキュメントを開かれたままにするかは、XSLT/XQuery デバッガー設定ダイアログで設定することができます。

このコマンドにより XSLT/XQuery ブレークポイントならびにトレースポイントダイアログが開かれ、デバッグセッションにあるファイルで現在定義されている(無効化されているものも含めて)全てのブレークポイント/トレースポイントが表示されます。

チェックボックスはブレークポイント/トレースポイントが有効になっているか(チェックされていれば有効)を表します。ブレークポイント/トレースポイントを選択し、「削除」 ボタンを押すことで、ブレークポイント/トレースポイントの削除を行え、「全て削除」 ボタンを押すことで、全てのブレークポイントまたはトレースポイントを削除することができます。「コードを編集」 ボタンにより選択されたブレークポイント/トレースポイントへ移動します。