XMLSpy を使えば様々なデータベース (DB) へ接続し、DB に対して問い合わせを行ったり、DB の構造を XML スキーマとしてインポート、DB から XML データファイルを生成し、DB へデータをエクスポートすることができます。DB に関連した各機能は XMLSpy のメニューコマンドから扱うことができ、詳細はユーザーマニュアルに記述されています。これらのコマンドの完全なリストを、対応する記述へのリンクと共に以下に記します。
このセクションは、以下のように構成されます:
•データベースへの接続方法: XMLSpy の DB に関するコマンドを実行する際に必要なオペレーションを説明します。
•テストにより XMLSpy で既に使用できることが確認されている DB のリストを示します。
| 注意: | 64ビット版の XMLSpy をお使いの場合は、DB への接続に使用されるデータベースドライバーも64ビットである必要があります。 |
XMLSpy の DB に関する機能は 「DB」 ならびに 「変換」 メニューコマンドから利用できます。
•データベースクエリの実行: 「DB」 メニューに存在します。DB の構造を別のデータベースクエリウィンドウにロードし、DB への問い合わせを行ないます。結果はデータベースクエリウィンドウに表示されます。
•IBM DB2 : 「DB」 メニューに存在します。 DB2 は XML DB で、XMLSpy により XML DB の XML スキーマ管理や、XML DB の編集ならびに検証を行うことができます。
•SQL Server: 「DB」 メニューに存在します。 XMLSpy は DB の XML スキーマと編集、検証機能の管理を有効にします。
•Oracle XML DB : 「DB」 メニューに存在します。XML スキーマ管理、データベースの問い合わせ、そして DB スキーマをベースにした XML ファイルの生成など、Oracle XML DB に対する数多くの機能を提供します。
•データベースのデータをインポート :「変換」 メニュー内に存在します。DB データを XML ファイルへインポートします。
•データベース構造から XML スキーマを作成 :「変換」 メニュー内に存在します。DB の構造をベースにした XML スキーマを生成します。
•XML スキーマを元にデータベースをインポート :「変換」 メニュー内に存在します。 XMLSpy にて XML スキーマドキュメントがアクティブになっている状態で、DB の接続を確立し、選択された DB テーブルのデータをインポートします。その結果作成される XML ドキュメントは DB 接続を確立したときにアクティブになっている XML スキーマをベースとします。
•XML スキーマを元にデータベース構造を作成 :「変換」 メニュー内に存在します。既存の XML スキーマの構造をベースにした、データを持たない DB テーブルが作成されます。
•データベースへエクスポート :「変換」 メニュー内に存在します。XML ドキュメントのデータを DB へエクスポートします。 XML データを使って既存の DB テーブルを更新するか、XML データを含んだ新しいテーブルを作成することができます。
XML ドキュメントと DB 間のデータ変換を行うにあたり、データの型も対応する形式に変換する必要があります。XMLSpy によるデータ型の変換方法は付録の DBにより生成された XML のデータ型 と XML スキーマから生成された DB のデータ型 に収められています。
Altova の DatabaseSpy は複数のデータベースに対応した DB デザインツールで、XMLSpy にはない機能が提供されます。Altova DatabaseSpy に関する詳しい情報については、Altova ウェブサイトをご覧ください。