Ctrl+F10
FO は、印刷することを前提にしたドキュメントを記述するための XML フォーマットです。Apache XML プロジェクトの FOP のような FO プロセッサーでは、FO ファイルを入力することで PDF を出力として生成することができます。そのため、XML ドキュメントから PDF を生成するには2つのステップを踏むことになります。
| 1. | XSLT (または XSL-FO)スタイルシートを使うことで XML ドキュメントを FO ドキュメントへ変換します。 |
| 2. | FO プロセッサーにより FO ドキュメントを処理することで、PDF(またはその他の出力)を生成します。 |
「XSLT/XQuery | XSL:FO 変換」コマンドにより XML ドキュメントや FO ドキュメントを PDF に変換します。
•XSL:FO 変換コマンドをソース XML ドキュメントに対して実行すると、上にある両方のステップが順に処理されます。FO への変換に必要な XSLT(または XSL-FO)スタイルシートが XML ドキュメントから参照されていない場合、変換に使用するスタイルシートを指定する必要があります(以下のスクリーンショットを参照)。ファイルの選択は( 参照 ボタンをクリックして)グローバルリソースや URL、(ウィンドウボタンをクリックして) XMLSpy にて既に開かれているファイルからも行うことができます。XML から XSL-FO への変換が、オプションダイアログ(「ツール | オプション」)の XSL タブ にて指定された XSLT プロセッサーにより行われます。デフォルトでは、XMLSpy XSLT プロセッサーが選択されます。結果として生成される FO ドキュメントが、オプションダイアログ(「ツール | オプション」)の XSL タブ にて指定された FO プロセッサーにより変換されます。
•XSL:FO 変換コマンドが FO ドキュメントに対して実行されると、ドキュメントがオプションダイアログ(「ツール | オプション」)の XSL タブにて指定された FO プロセッサーにて処理されます。
XSL:FO 変換コマンドを選択すると、XSL:FO 出力を選択ダイアログが表示されます(以下のスクリーンショットを参照)。アクティブなドキュメントが XSLT 割り当てを持たない XML ドキュメントの場合、XSLT ファイルの選択を促されます。

FO プロセッサーの出力は FOP ビューアーを使用することで、画面上にて直接確認する他にも、以下のフォーマットにより出力ファイルを生成することができます:PDF、テキスト、XML エリアツリー、MIF PCL、または PostScript。FO プロセッサーから得られたメッセージ出力するオプションにより、(i) プロセッサーの標準出力メッセージや (ii) プロセッサーのエラーメッセージをメッセージウィンドウにて表示することができます。これら2つのオプションを有効にするには、ダイアログ下部にある対応するチェックボックスにチェックを入れてください。
• Apache XML プロジェクト の FOP プロセッサーをインストールするオプションを解除していない限り、次のフォルダーにインストールされます:C:\ProgramData\Altova\SharedBetweenVersions. インストールされると、パスは自動的にオプションダイアログ (ツール | オプション)内の XSL タブ に使用する FO プロセッサーとして入力されます。 使用する FO プロセッサーにパスを設定することができます。
•XSL:変換コマンドは、メインウィンドウにてアクティブとなっているファイルだけではなく、アクティブなプロジェクトにて選択することのできるファイルやフォルダーに対しても使用することができます。右クリックで表示されるコンテキストメニューから XSL:FO 変換を選択してください。選択されたプロジェクトフォルダーに割り当てられた XSLT スタイルシートが使用されます。