標準で用意されている XMLSpy の固定デザインの代わりに、カスタマイズしたスキーマドキュメンテーションのデザインを作成することができます。カスタムデザインは、出力ドキュメントのためのデザインテンプレートである StyleVision SPS 内で作成することができます。
StyleVision Power Stylesheet (SPS) は、 Altova の StyleVision により作成することができます。スキーマドキュメンテーションを生成するための SPS は、スキーマドキュメンテーションの構造を指定した XML スキーマをベースにする必要があります。このスキーマは SchemaDocumentation.xsd という名前で、 XMLSpy のパッケージに同封されています。ファイルは以下のフォルダー以下に収められています:C:\Documents and Settings\<username>\My Documents\Altova\XMLSpy2021\Documentation\Schema.
StyleVision にて SPS を作成する場合、SchemaDocumentation.xsd スキーマから得られたノードがデザインテンプレートに表示され、スタイルとプロパティが割り当てられます。リンクやテーブル、イメージといった追加コンポーネントも SPS デザインに追加することができます。このようにして、出力ドキュメント全体を SPS にてデザインすることができます。StyleVision における SPS デザインの作成方法に関する詳細は、StyleVision のユーザーマニュアルを参照ください。
SPS によるスキーマドキュメンテーションの生成により、ドキュメンテーションのデザインを完全にコントロールすることができます。ユーザー定義の SPS を使用することで、PDF によるスキーマドキュメンテーションの生成を行うこともできます。XMLSpy の固定デザインを使用する場合、PDF 出力オプションを選択することはできません。
SPS が作成されると、スキーマドキュメンテーションの生成に使用することができます。スキーマドキュメンテーションの生成に使用する SPS は、(「スキーマ設計 | ドキュメンテーションの生成」コマンドからアクセスすることができる)スキーマドキュメンテーションダイアログにて選択することができます。ダイアログのドキュメンテーションデザインペインにて、ユーザー定義デザインを使用 ラジオボタンを選択します(以下のスクリーンショットを参照)。参照ボタンをクリックすることで、目的の SPS ファイルを選択することができます。ダイアログの 「OK」 ボタンをクリックして、表示される保存ダイアログにて出力ファイルの保存先フォルダーを選択、ファイル名を入力します。
| メモ: | SPS ファイルでは、ベースとなっている次のスキーマを正しく指定する必要があります: SchemaDocumentation.xsd (上記参照)。 |

XMLSpyを使用して次の編集可能な SPS デザインの生成を行うことができますAltova\XMLSpy2021\Documentation\Schema\ subfolder of the マイドキュメントフォルダー内で見つけることができます:
•OverallDocumentation.sps:スキーマに関する完全なドキュメンテーションを生成します。
•Statistics.sps :グローバルやローカル要素、属性、属性グループ、単純型、複合型を、メインスキーマと関連する各スキーマごとに表示します。
•StructureOverview.sps は構成できる深さまでグローバル要素の構造と複合型の構造をを生成します。
•TypeDerivations.sps は単純型および複合型をツリーの書式で直接的にまたは間接的に生成しリストします。
•XPathGenerator.sps, は構成可能な深さまで可能なすべての XPath ステートメントを生成します。
これらのファイルは他の SPS ファイルと共に ユーザー定義を使用 オプションのコンボボックス内で使用できるようになります (上のスクリーンショットを参照)。
ドキュメントデザインパネル内の 「編集」 ボタンのクリックすると StyleVision は選択された SPS を StyleVision ウィンドウ内で開きます。StyleVision 内で結果ドキュメントをプレビューするには、作業 XML ファイルが必要になります。上にリストされる SPS デザインは既に Sample.xml という名前のサンプル XML ファイルに割り当てられています。このファイルは マイドキュメントフォルダー, 内の以下のサブフォルダー内で見つけることができます:
Altova\XMLSpy2021\Documentation\Schema\SampleData
| メモ: | SPS によるスキーマドキュメンテーションの生成には、お使いのコンピューターに StyleVision をインストールする必要があります。 |