
XMLSpy では、既存のスキーマファイルを元に、空のデータベース(またはスケルトンデータベース)を作成することができます。以下に記される方法は、各種データベースに対して使用することができます。
| 1. | スキーマファイルをスキーマ/WSDL ビューにて開きます。 |
| 2. | メニューコマンドから「変換 | XML スキーマを元にデータベース構造を作成」を選択します。 データソースへの接続 ダイアログが表示され、データベース (DB) への接続を行います。 |
| 3. | リレーショナルデータベースへの接続を行うには、データソースへの接続 のセクションに記述された方法を使用します。例えば、Microsoft Access データベースへ接続するには、Microsoft Access ラジオボタンを選択し、データベースを選択する操作を続けます。スキーマ構造の作成には、既存のデータ |
| 4. | XML スキーマから DB 構造を作成ダイアログにて、スキーマから作成されたテーブルがツリー構造で表示されます。例えば以下のスクリーンショットでは、Address テーブルが作成され、エクスポートされる対象として選択されています。エクスポートしないテーブルは、隣にあるチェックボックスやコンテキストメニューからチェックを外してください。 |

DB 構造の元となる XML スキーマにて同一性制約によるリレーションシップが定義されている場合、これらのリレーションシップが自動的に作成され、テーブル構造にて表示されます。外部キーを含むテーブルならびに外部キーで使用されるテーブル以下に、リレーションシップを含むテーブルが表示されます。
リレーションシップタブでは、テーブルリレーションシップを作成ならびに修正することができます。このタブでは、主キー/外部キーが取りうる全てのリレーションシップが表示されます(以下のスクリーンショットを参照)。

以下の操作により、リレーションシップを作成することができます:
1.表示されている中から、1つの主キー/外部キーリレーションシップを選択してください。
2.ダイアログ下部にあるペインにてプラスボタンをクリックして、リレーションシップを作成します。
3.2つのテーブルにあるドロップダウンリストから、目的のカラムを選択します。
リレーションシップを選択して、マイナスボタンをクリックすることで、リレーションシップを削除することができます。
同一性制約により定義されたスキーマ構造は、生成されるデータベースにも反映されます。XML スキーマから DB 構造を作成ダイアログにより作成されるデータベースの種類と制約、そして接続方法を以下のテーブルに記します。
直接 |
ODBC を使用 |
ADO を使用 |
|
MS Access (2000 と 2003) |
OK * |
OK |
OK |
MS SQL Server |
OK * |
OK |
OK |
Oracle |
OK * |
OK |
OK |
MySQL |
- |
OK * |
OK W |
Sybase |
- |
OK * |
OK |
IBM DB2 |
- |
OK * |
OK |
* 推奨される接続方法
W MySQL: ODBC をベースにした ADO 接続を作成する場合、User またはシステム DSN の使用が推奨されます
- 未サポート
XMLSpy では、 階層構造ならびにフラット構造のスキーマ のマッピングが行われます。両者のフォーマットは、XMLSpy により自動的に認識されます。
フラット構造から SQL へのマッピングは2つの点で異なります:
•SQL Server DB、Oracle DB、または Sybase DB:
上にあるデータベースに対してフラット構造で生成されたスキーマは、スキーマカタログ名が抽出され、生成された SQL スクリプトにて DB 名として使用されます。つまり、生成される SQL スクリプトを実行するには、ターゲット DB の名前をスキーマカタログ名と同じものにする必要があります。
•Access(2000 ならびに 2003)、MySQL、または DB2 DB:
上にあるデータベースに対してフラット構造で生成されたスキーマは、SQL スクリプトが生成される時に、スキーマカタログ名を無視します。つまり、生成される SQL はログインしたターゲットデータベースに対して実行されます。
データベースのデータ型から XML スキーマのデータ型への変換に関する情報については、 付録を参照ください。