MapForce 内で作成されるマッピングのターゲット言語が BUILT-IN に設定されている場合 MapForce のみでなく、 MapForce Server もがマッピングを実行することができます(次を参照してください: MapForce Server について)。 MapForce Server を使用して2通りの実行を行うことができます:
•MapForce Server がスタンドアロン モードで作動している場合、 (つまり、FlowForce Server がインストールされていない状態で)、マッピングは、下に表示されるとおり、サーバー 実行ファイル (.mfx) にコンパイルされる必要があります。その後、 .mfx ファイルをコマンドラインでコマンド run を使用して実行します。 run メソッドを MapForce Server API から呼び出して、マッピングを実行することもできます。詳細に関しては、次を参照してください: MapForce Server ドキュメント ((https://www.altova.com/ja/documentation)。
•または、 MapForce Server が FlowForce Server 管理下で作動している場合、マッピングは、 MapForce Server と FlowForce Server の双方が作動しているマシンにデプロイすることができます。このシナリオの詳細に関しては、次を参照してください: マッピングを FlowForce Server にデプロイする。
サーバーでの実行のためにマッピングを準備するを参照してください。
MapForce Server Execution (.mfx) ファイルにマッピングをコンパイルする:
1.MapForce 内でマッピングを開きます (例えば、myMapping.mfd)。
2.「ファイル」 メニューから、「MapForce Server 実行ファイルにコンパイル」をクリックします。
3..mfx ファイルを保存するフォルダーを選択し、必要であれば名前を変更します。
4.「保存」をクリックします。MapForce Server 実行ファイル myMapping.mfx は、選択されたフォルダー内に生成されます。
MapForce Server 実行可能ファイル (.mfx) ファイルにマッピングをコマンドラインを使用してコンパイルする:
•コマンドラインで MapForce を実行し、マッピングファイルと /COMPILE コマンドラインオプションを指定します。
例えば、次の コマンドは、 マッピング <マイ ドキュメント>\Altova\MapForce2021\MapForceExamples\SimpleTotal.mfd を MapForce Server 実行ファイルにコンパイルし、 ターゲット出力ディレクトリ C:\Users\altova\Desktop に作成されます。
"C:\Program Files (x86)\Altova\MapForce2021\MapForce.exe" "C:\Users\altova\Documents\Altova\MapForce2021\MapForceExamples" /COMPILE "C:\Users\altova\Desktop" |
以下も参照してください: MapForce コマンドラインインターフェイス。
.mfx ファイルには次のデータが含まれています:
•他のマッピングからインポートされたユーザー定義関数 (UDF) を全て含むマッピングアルゴリズム。
•コンポーネントから参照されている入力と出力ファイル名。マッピング設定に従いパスは絶対的または相対的です。多種の実行環境内のパスを参照してください。
•マッピングが XML コンポーネントを含む場合、マッピングの実行に必要な XML スキーマに関する情報はマッピングアルゴリズムにエンコードされる必要があります。
•マッピングがデータベース接続を含む場合にはデータベース接続の詳細。パスワードは暗号化されています。
•各マッピングへの適用に従い以下から派生した情報1 :
oEDI と FlexText 構成
oJSON スキーマ
o.proto ファイル
•「MapForce Server 実行ファイルとマッピングデプロイに含む」 チェックボックスを選択した場合、マッピングに資格情報が含まれると、機密なフィールドが暗号化された書式で含まれます。それ以外の場合、機密なフィールドはスキップされます。詳細に関しては、資格情報を参照してください。
脚注:
1. EDI または FlexText 構成、 JSON スキーマ、または .proto ファイルから派生した情報はコンパイルされ処理された書式で .mfx ファイル内に埋め込まれます。コンパイルされた .mfx ファイルから元のソースファイルを取得することは不可能です。コンパイル時の状態でデータはコンパイルされます。 以降変更されると .mfx ファイルは再コンパイルされる必要があります。
マッピングにより使用された入力インスタンスファイル (XML、CSV、 テキスト、 EDI、Excel、JSON、XBRL) コンパイルされた .mfx ファイルには含まれません。 Access または SQLite などのファイルベースのデータベースに関しても同様に適用されます。マッピングが XBRL テーブルサポートに関連する XBRL タクソノミを参照する場合、 タクソノミ情報は .mfx ファイルにコンパイルされません。 詳細に関しては サーバー実行のためにマッピングを準備するを参照してください。
MapForce Server が MapForce よりも古いバージョンの場合、前者は、新機能が搭載されていない可能性があるため、新しいバージョンの MapForce で作成された .mfx ファイルを実行できない可能性があります。 このような場合には、.mfx ファイルを特定の MapForce Server バージョンのために、以下の方法でコンパイルすることができます:
1.「ツール」 メニューから、「オプション」をクリックして、「生成」をクリックします。
2.「サーバー実行ファイル」 の下の「MapForce Server バージョンの生成」横から、必要とする MapForce Server バージョンをドロップダウンリストから選択します。
新しい MapForce Server バージョンを取得すると、このオプションを必要に応じて変更してください。 MapForce Server の特定のバージョンのためにコンパイルする特定の理由が存在しない場合は、 "最新" オプションを選択します (これはデフォルトのオプションです)。 このオプションが選択されていると、.mfx ファイルは、 MapForce Server の最新のバージョンのためにコンパイルされるため、前のバージョンでは使用することのできない最新の機能を活用することができます。
ターゲット MapForce Server バージョンをコマンドラインで指定するには、/MFXVERSION スイッチを利用して /COMPILE コマンドを実行します。例:
"C:\Program Files (x86)\Altova\MapForce2021\MapForce.exe" /COMPILE /MFXVERSION:2021 |
以下も参照してください: MapForce コマンドラインインターフェイス。
MapForce Server 実行可能ファイルのコンパイルは、次のオプションによっても影響されます:
すべての ADO と ODBC データベースの接続を JDBC に変換する |
オプションが有効化されていると、 ADO と ODBC データベースの接続は、JDBC ドライバーとデータベース コンポーネント 設定ダイアログボックス内で定義された データベース URLを使用して、JDBC に変換されます (次を参照してください: データベースコンポーネントの設定)。
JDBC 接続はターゲットマシンが Linux または macOS サーバーである場合明示的に使用されます。 |
( MapForce Server によりサポートされていない)デジタル署名を無視する |
このオプションは MapForce Enterprise にのみ適用することができます。また、デフォルトで有効化されています。マッピングが XML デジタル署名を使用する場合、 MapForce Server が XML デジタル署名をサポートしないため、デジタル署名に関する情報をスキップします。 |
これらのオプションをビュー、または変更することができます:
•「ツール」 メニューから、「オプション」をクリックして、 「生成」をクリックします。
これらのオプションはコマンドラインインターフェイスからも使用することができます。以下も参照してください: MapForce コマンドラインインターフェイス。