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title: エミー賞を受賞した作品の裏側にあるXMLフレームワーク
date: 2026-09-25
categories:
  - development
  - xml
  - case-study
tags:
description: エミー賞を受賞したXML技術：クレイグ・シーデル氏が、Altova XMLSpyとDiffDogを活用して、Disney+、Prime Video、HBO Maxなどのコンテンツで使用されているメタデータ標準であるMDDFを構築した方法。
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Status: #blog

Tags: #case-study 

Categories: [development](/blog/ja/category/development.md) | [xml](/blog/ja/category/xml.md) 
# エミー賞を受賞した作品の裏側にあるXMLフレームワーク
### Altova社の事例紹介

*クレイグ・シーデル氏は、Altova XMLSpyとDiffDogを活用し、ハリウッドの大手映画スタジオすべてでストリーミングサービスを支えるメタデータ標準である、MovieLabsデジタル配信フレームワークを構築しました*
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![Altova MovieLabs case study](/blog/images/movielabs-casestudy.jpg)

## 概要

2024年10月、テレビアカデミーが第76回エンジニアリング、サイエンス＆テクノロジー部門のエミー賞を授賞した際、[そのうちの一つの賞が、クレイグ・ザイデル氏に、MovieLabsデジタル配信フレームワーク（MDDF）の開発に対して贈られました](https://www.televisionacademy.com/photo/56490/view) MDDFは、映画やテレビのコンテンツ、メタデータ、およびライセンス情報が、映画スタジオ、サービスプロバイダー、そして消費者が日常的に利用するストリーミングプラットフォームの間でどのようにやり取りされるかを定義する仕様群です。

MDDFは、ハリウッドの主要な映画スタジオや、主要なコンテンツ配信サービスプロバイダーすべてで利用されており、Disney+、Amazon Prime Video、HBO Maxなどのデジタル配信サービスのサプライチェーンを支えています。MDDFの中核はXMLであり、このフレームワークに含まれるすべての仕様は、Altova XMLSpyおよびAltova DiffDogを使用して15年以上にわたって開発、改良、および文書化されたXMLスキーマによって定義されています。

シーデル氏は、ハリウッドの大手映画スタジオが設立した技術研究機関であるモーション・ピクチャー・ラボラトリーズ（MovieLabs）で14年間勤務し、技術担当の最高副社長を務めました。その後、Pixelogic Mediaで最高技術責任者（CTO）を務めました。長年にわたりAltovaの顧客であるシーデル氏は、Altovaのツールを、そのフレームワークが最初にリリースされてから最新版に至るまで、常に利用してきました。

## 課題：標準化されていないデジタルサプライチェーン

2008年当時、映画やテレビ番組のデジタル配信はまだ黎明期にありました。現在私たちが知っているようなストリーミングサービスは存在せず、ビジネスは主にデジタルダウンロードを中心に展開されていました。しかし、その初期の市場ですら、根本的な問題が明らかになっていました。それは、コンテンツを記述するための共通の規格が存在しなかったことです。各映画スタジオ、小売業者、サービスプロバイダーは、作品名、アートワーク、評価、キャストおよびスタッフの情報、ライセンス条件などを、それぞれ独自の形式でやり取りしていました。多くの場合、それは手作業で管理されたスプレッドシートやメールの添付ファイルという形になっていました。

![MovieLabsのロゴマーク](/blog/images/movielabs.png)

主要な映画スタジオは、MovieLabsに、消費者向けのコンテンツ配信とサプライチェーンの改善を目的とした様々な取り組みを主導するよう依頼しました。MovieLabsは、映画スタジオや様々なコンテンツ配信事業者と協力し、エンターテイメントコンテンツの配信を支援するための、共通の機械可読なメタデータ仕様と運用方法を確立することを目指しました。その結果、2010年に初の公開仕様である「Common Metadata」が発表されました。

時を経て、その単一の文書は、利用条件（ライセンス）、説明および技術的なメタデータ、コンテンツの注文、配信とステータス、特典コンテンツ、ワークフロー、およびAPIなどを含む、一連の仕様からなる体系的なフレームワークである[MovieLabsデジタル配信フレームワーク](https://www.movielabs.com/md/)へと発展しました。

技術的な要件は非常に厳格でした。このシステムは、数十カ国にわたるコンテンツ評価システムや、オーディオ設定など、あらゆるものを記述する数百種類の関連データ型を含む、業界全体の複雑さをモデル化する必要がありました。同時に、完全に自動化された、機械同士のデータ交換を可能にするだけの正確性も求められました。さらに、このシステムの導入目標が業界全体であったため、データ構造（スキーマ）は厳密に文書化され、慎重にバージョン管理され、多くのバージョンアップを経ても、それらに依存するシステムに影響を与えないように進化できる必要がありました。

## 解決策：Altovaツールを使用して、XML形式で業界標準を組み込む

XMLは自然な基盤として採用されました。なぜなら、XMLは強力なスキーマ検証機能、成熟したツール群、そして標準化された方法で、複雑なエンターテイメントメタデータを表現する能力を備えていたからです。スキーマ自体の設計と維持作業においては、Seidel氏はAltova XMLSpyを利用しました。
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>  **_“The schemas are the heart of MDDF: they are the contract between everyone in the supply chain. XMLSpy's graphical XSD editor let us design and evolve hundreds of complex types while keeping the whole model understandable. We could see the structure, not just the angle brackets.”_**  — Craig Seidel

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Today the framework's core Common Metadata schema alone defines more than 200 complex types and over 100 simple types, spanning descriptive metadata, technical metadata for video, audio, and subtitles, people and organizations, and rating systems worldwide. XMLSpy's [graphical XML Schema editor](https://www.altova.com/ja/xmlspy-xml-editor/xsd-editor) made it possible to develop and refactor this model release after release, while its validation engine ensured that every published schema, and the sample XML that accompanies it, was correct.

![XMLSpyのXMLスキーマエディタにおける、MDDF XSDの一部](/blog/images/MDDF-schema-xmlspy.png)

バージョン管理もまた、非常に重要な要素でした。MDDFの仕様は、常に進化し続ける基準です。共通メタデータは、数多くのバージョンを経て進化しており、最新版はバージョン2.25です。制作会社やプラットフォームが、特定のスキーマバージョンに基づいて制作システムを構築しているため、各バージョン間の変更は、慎重に検討され、記録され、レビューされる必要があります。そこで、Altova社の[XMLに対応した差分/マージツールであるDiffDog](https://www.altova.com/ja/diffdog)が不可欠な存在となりました。
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> **_“Each specification is a combination of the written document and the XML Schema, and the two have to match. I use DiffDog to reconcile changes in the schemas with changes in the documents. It’s helped me catch countless errors prior to publication." _**— Craig Seidel

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Documentation completed the picture. Alongside each specification PDF, MovieLabs publishes browsable HTML schema reference documentation generated by XMLSpy — complete with content-model diagrams, property tables, and source excerpts for every type. For implementers at studios, service providers, and platforms, this generated documentation is a primary reference for building MDDF-compliant systems.

![XMLSpyによって生成された、MDFF XMLスキーマのドキュメント](/blog/images/mdff-schema-documentation.png)

当初から、このチームは明確な戦略的選択を行いました。具体的には、仕様、スキーマ、およびドキュメントはすべて、クリエイティブ・コモンズのライセンスに基づいて、無料で、かつ制限なく公開されています。
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> **_“We were very intentional about making everything available to anyone, free of charge and with no restrictions. The idea was to make adoption as easy and painless as possible — and it worked.”_**  — Craig Seidel

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# The Results: An Industry Standard — and an Emmy

当初はダウンロード時代を対象としたメタデータプロジェクトとして始まったものが、業界がストリーミングへと移行する頃には既に確立されており、それがストリーミング時代を支える基盤となりました。現在、MDDFは主要な映画スタジオやコンテンツ配信事業者すべてで利用されており、Disney+、Amazon Prime Video、HBO Maxなどのサービスにおけるコンテンツ配信を支えています。構造化された、検証済みのXML形式が、初期のデジタルサプライチェーンで使用されていたスプレッドシートやメールに取って代わり、自動化を可能にし、コストを削減するとともに、フルローカライズからグローバルプラットフォームにおけるアクセシビリティに配慮したコンテンツまで、あらゆるものをサポートしています。

2024年10月23日、テレビアカデミーは、その影響力を高く評価しました [シーデル氏をエンジニアリング、科学技術分野におけるエミー賞の受賞者として表彰します](https://www.televisionacademy.com/features/news/awards-news/76th-engineering-240903) ノースハリウッドにあるサバンメディアセンターで行われた式典で、MovieLabsが推進するデジタル配信基盤の開発について発表されました。
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> **_“The Emmy recognizes what the whole industry accomplished together. We built a common language for digital entertainment, and Altova's tools were with us at every step — from the first schema we designed in XMLSpy in the early days to the releases we publish today.”_**  — Craig Seidel

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Every day, when viewers around the world browse a streaming catalog, see a title's artwork and description, or press play on a localized version of a film, MDDF's Emmy-winning XML framework is working behind the scenes, designed, compared, validated, and documented with Altova software.


